シャーロック・ナイト

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 謎解きライブあり、ホームズ談義あり、『シャーロック4』ありの贅沢な4時間半。ミステリマニアな私にとって、この上ない贅沢な時間だった。

 シャーロック・ナイトの幕開けは、午後7時。「CATSと蘇ったモリアーティ」という謎解きライブから始まる。謎解きライブは、「安楽椅子探偵」以来、一家の大好物で、この日も息子家族と娘親子が我が家に集まり、謎に挑戦した。

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(このあと、ネタバレ含む内容になるので、まだ見ていない人はご注意を)

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 今回の謎の仕掛けは、一風変わっていた。事件が起きる前から起きた後まで、CATS(3名の探偵+1名の探偵見習い)のメンバーは現場で全てを目撃し、その後、モリアーティ(人工知能にモリアーティの記憶を読み込ませて再生したらしい)の薬によってその時の記憶をなくしたという。かなり無理のある設定である。謎を解く手がかりは、CATSの1人がビデオで録画した動画のみ(同じ動画がWebでも配信されていた)。そこに映された映像から、犯人と犯行トリックを解けという。

 私は早々にギブアップしかけたが、息子はWebの動画を何度も見ながら、地道に推理を組み立てて行く。「殺されたのがこの時間だから、犯行可能なのはこの3人。でも、それだと簡単すぎるよな…」と悩んでいた。その後、「実は映像は鏡像だった」ということがわかる動画が投稿され、話は一転。鏡であれば、時計の針は反対に映っていることになるので、犯行時刻が変わる。となれば、犯行可能な人間も変わってくる。

 「CATSと蘇ったモリアーティ」事件編は午後8時5分に一旦終わり、その後「ホームズとワトソンのただならぬ夜」というトーク番組が始まる。が、午後9時35分には「CATSと蘇ったモリアーティ」解決編があるので、それまでに謎を解かなければならず、トーク番組は録画だけしておいてパス。ひたすら息子と謎解きに挑む。

 映像が鏡像なのだから、犯行時刻は5時50分ではなく、6時10分になる。そうすると、犯行可能な人間は1人。となれば、犯人はこの人(メイド)で決定。ただ、その時間は凶器であるはずの空気銃が鍵付きで拘束されているので、持ち出しは不可能。では、どうやって犯行に及んだのか。なんとなく、使われた道具は「パイプ」だろうとは思ったものの、それをどう使ったのかが見当がつかない。

 9時35分、いよいよ解決編がスタート。犯人はやっぱりメイドで、使われた凶器は空気銃。鍵でつながれていた状態のまま、先に曲がったパイプを差し、ティーポットを鏡代わりにして、被害者を電話を使ってドアの外まで呼び出したあと、別の部屋から撃ったというのが解答だった。

 正直、解答を知ってもあまりシックリこない。ティーポットに映る映像だけで、しかも曲がったパイプを通すような難しい状況で、正確に額を撃ち抜けるとはとても思えない。また、空気銃とはいえ、ドアを開けた状態で撃てば音はするだろう。そういえば、ちょうど犯行時刻に物を落として派手な音を立てた人がいたが、あれは関係あるのだろうか? いや、モリアーティは「共犯者はいない」と言っていたし…。

 …と思っていたら、最後に「1人だけ嘘をついている」という謎が提示された。嘘?と首をひねっていたところ、どうやら派手な音を立てた人はワザとやっていたということらしい。しかし、その人はCATSのメンバーの1人。それはいったい、どういうこと?

 最後の種明かしで、CATSのメンバー1人が途中で別の人と入れ替わっていたことが判明。その「別の人」とは、数年前に死んだはずの女性だった。…と、ここまでくるともう、なにがなにやら分からない。最後まで見終わった後、息子と「納得いかねー」とつぶやいた。

 そのあと、いよいよお楽しみ「SHERLOCK4」が始まるのだが…疲れ果ててダウン。録画しておいたので、後日見ることに決めた。こうして私たちのシャーロック・ナイトは終わった。

 

 ところで、謎解きをしていたのは私と息子だけだったが、ほかの家族はどうしていたかというと、孫2人を寝かしつけ、孫1人の将棋の相手をしていたようだ。小さい子がいると、長時間テレビを見続けるのは難しい。みなさん、お疲れ様でした。