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取捨選択、アゲイン

昨日、夫と私はクローゼットの中を見直し、着なくなった服を処分した。そして少しだけ服を新調した。そのおかげで、毎朝の服選びが楽になった。選択肢を減らすことで、こんなに楽になるものなのかと思った。

巡り合わせ、タイミング、DNA、運命。私たちは、すでに持っているカードで勝負するしかないが、そこで何を選ぶかによって世界を変えることができる。つまり、重要なのは取捨選択なのだろうか。これは、哲学カフェのテーマになるかもしれない。

井上円了哲学塾一期生のグループ研究で、私たちEグループは「取捨選択」というテーマに取り組んだ。そのとき「選択の科学」(シーナ・アイエンガー)という本を参考にした。

matome.naver.jp

アイエンガーの「選択の科学」の中に、「選択肢が多いと悩みが増える」というような意見があった。

何かを買うとき、選択の幅は広ければ広いほどいい、そのビジネスの常識を覆したのが、教授が行ったジャムの実験である。食料品店の試食コーナーに24種類のジャムと6種類のジャムを並べた場合を比較すると、売り上げは品揃えが少ない方が6倍もあったのだ。人間は、選択肢の数があまりにも多くなると、選ぶこと自体をやめてしまう傾向にある。人間の情報処理能力には限界があるのだ。毎日、何百もの選択肢の中から選んで生きて行かなくてはいけない現代社会。選択肢が多すぎると、それだけで圧倒されて、時には押しつぶされてしまう。膨大な選択肢の海に溺れないための、選択の極意を伝授する。

例えば「お金持ちになると選択肢が増える」から、「好きなものが選べるようになる」。だから、「お金持ちになると幸せになれる」という図式があるとする。しかし、逆に「選択肢が増えると悩みが増える」のであれば、「お金持ちになると苦労する」ということになる。逆説的だが、おもしろい。