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リフレーミング

私のなかには、いくつもの「枠組み」がある。生きていれば、誰だって「枠組み」を作る。実はその「枠組み」が、日々の生活や健康、仕事に影響していたりする。

たとえば私は、健康のためにもう少し痩せたほうがいい。そのためにやるべきことは運動だ。そのことはよくわかっていても、なかなかそれが実行できない。なぜなら、運動が嫌いだからだ。これが私の「枠組み」だ。

しかし、このままではよくない結果になる。そうならないためには、なんとかしなければいけない。そこで行うのが「リフレーミング」だ。

フレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は家族療法の用語。 西尾和美「リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術」によると、「リフレームの目的は、今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、誰もが潜在的に持っている能力を使って、意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、ポジティブなものにしていくことです」

 (Wikipediaより)

この定義の最後のフレーズは、実は私が考えていたリフレーミングとは少し違う。「意図的に健全かつポジティブにする」ことは、さほど重要だとは思わない。ただ、「意図的に枠組みを外し、違う枠組みで見直す」ことは、とても重要だと思う。

たとえば先の例、「私は運動が嫌い」という枠組みだが、これをいったん外して考えてみると、どうなるか。そのためには、なぜ「私は運動が嫌い」なのかという理由を考える。すると、頭の中に浮かぶのは、ジョギングやスポーツジムで黙々と汗を流している自分の姿。その姿は決して楽しそうじゃない。むしろ、歯を食いしばって耐えているイメージだ。そのイメージが、運動そのものの象徴となり、私の眉をひそめさせる。

しかし、運動はジョギングやスポーツジムだけではない。世の中には、楽しい運動だってたくさんある。テニスはどうだろう。ボーリングは? ダンスを習うのも楽しいかもしれない。そうやって、楽しそうなものを片っ端から試し、一番楽しかったものを選んで、楽しめる範囲でやっていけばいいのではないか?

ほかにも「なぜ読みたい本がたくさんあるのに、いつまでも読めないのか?」とか、「なぜ私はいつも待ち合わせの15分前に到着してしまうのか?」など、私の中にはいろんな枠組みがある。これらの枠組みを外し、リフレーミングすることができるだろうか。