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今しか生きられない

わたしのこの妙な気持は、日常がもろいことを知ってしまったからだ。当たり前に見えているものが、いかに空虚かということを実感した。母は一瞬にして消えた。それと同時に、私と父の日常が消えた。元夫は、すんでのところでこの世に留まったが、娘の日常は失われた。

知っていたはずが、わかっていなかった。諸行無常の響きあり、という現実。今、こうして一緒にいる家族も、つかの間、奇跡のように同じ時間、同じ時間に存在しているのだ。それは決して、盤石なものではなく、あっという間に崩れ去るものなのだ。

それを知ってしまった今、この先どう生きていけばいいかわからない。次になにをすればいいかわからない。「今を生きる」のではなく「今しか生きられない」といったほうが正しい。明日なんて、あるかないかわからない。

孫が生まれて半年。「ハーフバースデー」というらしい。

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