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ふと書き始めてしまった理由

 2016年が始まった。例年より普通に、ごく当たり前に年末年始を迎えた。こんな年は珍しい。物心ついた頃から、いつもなにかしら準備をしたり、心に決めたりしながら年を越していた。もちろん「紅白歌合戦」や「ゆく年来る年」は見たし、12時を過ぎたら家人に「明けましておめでとうございます」なんて言ったりはしたが、それ以外はとても普段通りだった。そういう年明けだった。その普通の流れの中で、なんとなく今日、パソコンを開き、今、ブログを書き始めている。

 この前のエントリは、なんと去年の5月17日。実に半年以上、間が空いている。正直、ここまで間が空いてしまったからには、もう復帰はないだろうと思っていた。何度か「ブログをまた書き始めたい」と思ったこともあったが、結局、手をつけずにいた。それは、「ブログになにを書けばいいかわから」なかったからだ。

 1997年から始めたこのブログ、当時はわたしのなかに記録したいことがあった。その頃のわたしは、まだ三重から東京に出てきたばかりで、仕事も生活も不安定だった。そんな状況だったから、大袈裟ではなく、常に死を意識していた。いつ死んでもおかしくないと思っていた。だからこそ、自分がなにを考え、どう行動しているのかということを、何かに記録しておかなければと思った。その道具としてブログを選び、その後の数年間、毎日の生活を記録し続けた。

 ブロガーという人たちが登場し、ブログという媒体を通じて情報を発信し始めた頃から、私の気持ちに変化が生まれた。ブロガーの姿を見ているうちに、だんだん自分の生活をただ記録するためにブログを書くのは、なにかおかしなことのように思えてきたのだ。だからブログに生活を記録するのはやめて、Evernoteライフログを残すだけにしようと思った。自分のためだけに毎日の生活を記録するなら、それで十分だ。

 ところが今、またこうやってブログを書いている。その理由は、自分でもよく分からない。ただひとつ分かっているのは、この先わたしがブログを書くとしたら、その動機は生活をただ記録するためでも、ブロガーとして情報を発信するためでもないだろうということ。今後、おそらく私には、自分が感じたこと、考えたことを率直に書き留めておく場所が必要になってくる。それが、もしかするとこのブログになるのかもしれない。

 

追記:なんだ、去年の今頃もやっぱり同じようなことを考えていたのか私は→http://mica.hatenablog.com/?page=1420727465