九日間の入院生活を振り返る

 先週末、なんとか退院できた。当初は一週間の予定だったが、合計九日間になった。入院生活を覚えているうちに、メモ程度でもいいから入院生活のことを残しておこうと思う。

 まず、肺炎について。肺炎は、通常片肺だけなるものだが、私の場合は両肺ともやられていて、しかも白血球の数が相当多かったとのこと。思った以上に重篤だったようだ。結局、最後まで今回の肺炎の元となった菌は特定できず、そういった意味では少し不安は残るが、白血球の数が正常値に戻ったことと、私の体調がかなりよくなったのと、レントゲンの影が薄くなったことから、退院が決まった。

 次に、食事について。入院当初は食欲がなく、一食500lkcalの食事が半分も食べられない有様だったが、退院する頃には全部きれいに食べられるようになった。よく病院の食事は美味しくないと言われるが、私はとても美味しいと感じた。たしかに薄味だが、ゆっくり味わいながら食べると、しみじみと美味しい。しかも、とてもバランスがいい。なかでも、27日に食べたランチはとても美味しかった。

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 ちなみに、私が入院していた病院のタイムスケジュールは以下の通り。

●6:30 起床、体温計測
●7:45 朝食
●8:30 先生の回診
●9:15 点滴、検温、血圧、血中酸素濃度の計測
●9:40 部屋のお掃除
●11:50 昼食
●12:00 面会時間開始
●18:00 夕食
●19:00 点滴、検温、血圧、血中酸素濃度の計測
●20:00 面会時間終了
●21:00 消灯

  とにかく午前中が忙しくて、いつもあっという間にお昼になっていた。レントゲンやCTなどの検査は午後に入るが、時間帯によってはお昼ごはんが抜きになり、その代わりに夕方に食待ち食が出る。これが結構切ない献立で、食欲が回復してきた頃には少し泣きそうだった。

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 入院時の入浴について。まだ熱が高いときは、当然お風呂に入ることはできない。しかし、髪ぐらいは洗いたい。そう相談してみると、介護士さんがやってきて、洗面台で頭を洗ってくれた。なんだか申し訳ないような気がしたが、とても気持ちよかった。いつか年をとって自分で思うように動けなくなったら、こうやって介護士さんの世話になることもあるかもしれない。それをちょっとだけ予習させてもらったようで、ありがたかった。

 熱が平熱になってからは、シャワールームが自由に使えるようになった。ただ、点滴をしている間は、その点滴を水から守るために看護師さんにカバーをしてもらわなければならず、それが申し訳なくて、なんとなく言い出しにくかった。

 入院時の娯楽について。カードを入れるとテレビが見られるとあったが、私は医者に許可をもらってパソコンを持ち込んでいたので、夜はそれでHuluを見たりして楽しんだ。ニュースはネットを見ればだいたい把握できたし、家で録画しているテレビ番組は、スゴ録を通してiPhoneで再生できたから、特に不自由はなかった。それと、年末に買ったKindle Voyageがあったので、これでずいぶん読書を楽しんだ。積ん読になっていた本を消化するよい機会だと思ったが、頭がさっぱり働かないので、もっぱら娯楽小説ばかりだったが、楽しかった。おかげさまで、「ビブリア古書堂の事件手帖」は全巻読破した。

 仕事について。先述の通り、先生に許可をもらってパソコンを持ち込んだので、特に不自由なく仕事ができたのはありがたかった。通信環境はモバイルルーターを使ったが、速度やパケット量に不安があったので、iPhone 5siPhone 6 Plusのインターネット共有機能を使い分けた。9日間程度であれば、それでなんとかなった。ただ、打ち合わせや取材は無理なので、お詫びを入れてリスケしてもらったり、別の人を手配したりした。この手配が、実は一番大変だったかもしれない。

 最後に、入院費用について。部屋は大部屋でいいと思ったが、夫が「夜中に咳き込むと気を遣うだろうから個室にすれば」というので、その言葉に甘えた。大部屋だと1万円かからないが、個室だと1万5千円以上かかる。1万5千円×9日間と考えると、そうでなくても痛い胸がもっと痛んでしまいそうだが、わたしは医療保険に入っていたので、そこから少し補填してもらえることがわかり、ほっとした。ちなみに治療費は、高額療養制度を利用することによって支払い額の上限が決まり、かなり負担が軽減されるとのこと。こうしてみると、健康保険制度はとてもよくできている。