円空展へ

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三連休初日の昨日は、相方念願の円空展へ。寒かったせいか、案外空いていて助かった。円空は、多作で知られる仏師。生涯で12万体もの仏を彫ったという。どれも大変ユニークで、野趣あふれるというか、大雑把というか。

中でも、三十体並んだ仏像は見事。どらもほぼ同じ形ではあるが、顔の造作が非常にシンプルで、目と眉はいずれも一本の線。その位値もまばらで、ギリギリ顔に見えるという仏もある。解説によると、病人が出た家に貸し出すために、五十体ほど作ったうちの三十体なのだとか。困っている人々の励みになればと仏を彫り続けた円空は、細かい造作まで作り込むより、一体でも多く生み出すことに重きをおいたのだろう。

会場の中央には、生きた大木に円空が仏の姿を彫りだしたという、とても巨大な仏像があった。その姿は、思わず息を飲む迫力。しかし、どことはなしに愛着を覚える。円空の人となりが、そこに映し出されているからなのだろうか。