母親家業というものは

息子夫婦と孫が来た。二週間しか経っていないのに、また少し大きくなっていた。この時期の成長速度は、まさに驚異的。少し会わないだけで、もうすっかり別の人だ。一瞬たりとも目が離せない。

彼は比較的大人しく、たいていは機嫌よく笑ったり喃語をしゃべったりしているが、たまには泣くこともある。そんなとき、私は自然と彼を抱き上げ、ゆすったりあやしたりする。そうすると、いつのまにか赤ん坊は泣き止んで眠ったりする。時には、そういったことを無意識でやっている。そんな自分に気づいたとき、ちょっとびっくりした。私がこんな風に赤ん坊をあやすのは、それこそ二十年ぶりのはずなのに、まるで昨日まで子供を育てていたようなのだ。母親家業というものは、どうやら自転車の運転並みに忘れないものらしい。