浅田真央とキム・ヨナの精神力

 今日のネットは、どこも女子フィギュアスケートの話題でもちきりだった。私は昼間、会社で仕事をしているので、当然リアルタイムで競技を見ることはできない。できれば夜、録画した番組をみるまで結果は知りたくなくて、mixitwitterを極力避けていたが、思わぬところから結果が目に飛び込んできてしまった。これが、ネット社会の弊害である。

 さて、今回一番注目されていた浅田真央キム・ヨナの対決は、ショート、フリー共に本当に素晴らしかった。演技と技術は当然だが、もっとすごいのは二人の精神力だ。皮肉にも、ショート、フリーとも滑る順番が続いてしまった二人。普通の人なら、意識しすぎて自爆してしまうところだろうが、どちらも自制心で平静を保ち、自分のスケートを滑りきった。たった19才の女の子に、あんなことができるなんて、とても信じられない。もし私だったら…と思うと、想像するだけで震えてしまう。勝負の舞台に出る前に、きっとこの競技をやめてしまうだろう。

 浅田真央が、あとのインタビューで泣いたそうだが、私はそのシーンは敢えて見なかった。とても正視できそうにないと思ったからだ。フィギュアスケートをやめない限り、彼女たちには、また4年後に因縁の対決が待っている。おそらく今日から、次の戦いにむけての練習が始まるのだろう。本当に、なんて惨く、なんてハードな人生だろう。

 この大会では、ほかに印象に残った選手がいた。最後に備忘録として、その名前を記しておこう。

ジョアニー・ロシェット:この人の精神力にも参った。見ていて胸が締め付けられた。
・安藤 美姫:クレオパトラが大変よく似合う。全身を悲しみが覆っているように見えた。
・鈴木 明子:終わった後、泣きながら「楽しかったー!」といっていたのが印象的。
アリョーナ・レオノワ:大好きだった。なんて明るく素直な人。友だちになりたい。